行政書士合格のために勉強のスケジュールなんか作るな

何でも物事を進めるためには計画を立てて進めるべきですよね。
目標から逆算して、何をどれだけいつまでにやるべきか、しっかり考えなければいけません。

行政書士に合格するためにもそうで、計画的にやらなければ、合格できるものもできなくなるという人もいます。

本当にそうでしょうか?

何でも形から入りたくなります

私は行政書士の勉強を始めるときにバカみたいなスケジュールを立てたんですよね。
ちょっと形から入りたくなっちゃうんです。
あまりにバカっぽいので恥ずかしいのですが、公開します。

ね?ひどいでしょ?

法学の勉強自体初めての経験だったので、基礎法学と言われるテキストから始めて、法律の基本は憲法だ、ということで、憲法を最初にみっちりやろうと考えました。

無駄でしたね。

時間があるなら基礎法学とかやるべきだと思いますが、行政書士試験合格のためには、私は時間の無駄のように思えました。

実際には、2週間後には、このスケジュールは無視することになり、民法、行政法のテキストを延々読むことにしました。

せっかく作ったスケジュールは大失敗でしたが、早めに方向転換できたのは良かったと思います。

ということで、私は何とか軌道修正できましたが、最初にスケジュールを作るときに私はなぜ失敗してしまったのでしょうか。

スケジュール=計画を作ることは難しい

あなたは行政書士試験のために勉強を始めるときに最初に勉強のスケジュールを立てましたか。
そのスケジュールはどのくらい具体的で、綿密なものでしたか。
私の作ったものよりマシなものでしたか。

どうでしょうか、私のよりはマシかもしれませんが、大して差はないのではないでしょうか。(そうでなかったらごめんなさい)

なぜあなたや私はスケジュール作りに失敗してしまうのでしょうか。まともなスケジュールを作ることができないのでしょうか。

それは、そもそもスケジュールを作ることが難しいからです。

なぜ難しいか。

それは、その時点では、あなたや私はまだ何をすべきかわかっていないからです。
何をどれだけどのようにやれば、合格できるかわかっていません。

わかっていないのにまともなスケジュールを作ることができるわけがありません。
そうです、作ることができるわけないんです。

だから、きちんとしたスケジュールをつくろうとする必要はないし、スケジュールどおりにいかないからと言って悲観的になる必要もありません。

もともと、最初に作ったスケジュールどおり勉強したって上手くいくわけないんですから。

最初に作ったスケジュールなんてなにも気にする必要はありません。

簡単なことから始めよう

正しいスケジュールを作ることは難しいことです。
なので、最初からそんな難しいことに挑戦する必要はありません。

最初はもっと簡単なことから始めればいいんです。

簡単なこと、それは、テキストを読み始めることです。

スケジュール作りなんてとりあえずどうでもいいですから、テキストを読み始めましょう。

テキストの読み方で気をつけることは、

行政書士独学合格のためにテキストを読むときに考えるべき7つのこと

をお読みいただければと思います。

実績を記録していくと継続できる

スケジュールを作って、そのとおりことが進まないと、やる気が無くなってきます。

どうせ最初に作るスケジュール何て、意味のないものですから、そんなもののせいでやる気が無くなり、モチベーションが低下してしまうのはもったいないことです。

モチベーションを維持し、勉強を継続させるためには、スケジュールではなく、もっといいものがあります。

それは、「記録」です。

レコーディングダイエットというのがありますが、それに似たようなものです。
その日一日に勉強したあかしを記録していくんです。
毎日毎日記録していくんです。

私は下のような感じで記録していました。

憲法、民法、行政法の横に「1/w」「2/w」「6/w」とあるのは、週に1日、2日、6日という意味でした。
これは、後から修正しましたが、最初はそんな割合でいけばいいかなと思って進めてました。

3か月目から下のような感じになりました。

民法と行政法が半々ですね。
判例集を読んでみました、恐ろしいほど頭に入らず、すぐやめました。
会社法や一般知識対策も何かやろうとしましたがすぐやめました。

こんなふうに記録しているうちに、一日でも途切れさせたくなくなります。

記録することによりモチベーションが維持され、それが継続につながります。

私が一年間勉強を続けることができたのも、この記録のおかげと言っても過言ではありません。

行政書士合格のために役に立つのは、計画よりも記録です。

どうでしょうか。
これがあなたの参考になるかどうかわかりませんが、私は本気のあなたを本気で応援します。