2018年行政書士試験の私の記述式問題の解答、点数を公開します

毎日の勉強、お疲れ様です。
毎日の継続に必要なものは適度な息抜きです。
なので、あなたに短時間で気軽に気分転換できるようなことを見つけることができれば、もう合格は手中に収めたと言っても過言ではないですね。(言い過ぎ)

さて、今回は記述式問題の採点についてです。

行政書士合格のために避けては通れないと考えられている記述式問題ですが、合格者数の調整のため採点が辛くなったり甘くなったりしているのではないかとの疑惑を持たれているらしいです。

しかし、そのようなあなたにはコントロールできないことを考えてもあまり建設的ではないと思います。
そうは言っても、どのような基準で採点されて、どのくらい部分点がつくのか気になりますね。

行政書士試験の記述問題でどのくらい部分点がもらえるのか

記述式問題の採点基準は公表されていないため、とやかく言われるところではあります。
合格者数、点数の調整のため採点の基準が年によって異なっているという人もいます。

1問の配点は20点ですが、部分点がつくということも行政書士試験研究センターが公表しているわけではありません。
しかし、中途半端な点数が付けられていることから、当然、部分点の存在が確実視されます。

実際に記述式の採点によって、合否が決まるということはあり得ることなので、明確な基準のもとで公平な採点を希望したいですね。

理想は、記述式問題以外で180点をクリアすることです。
もし気になるようでしたら
行政書士に合格するために記述式問題対策は必要ありません をお読みください。

しかし、現実には記述問題の出来が合否に大きく作用することになるので気になってしまいます。

ツイッターで拾った内容ですが、予備校各社の採点でも大きな開きがあり、実際には結果が出るまでわからないというのが本当のところだと思います。

Aさん 結果44点 の場合
・資格スクエア 46点
・LEC 32点
・TAC 42点

Bさん 結果20点以上 の場合
・(多分Bさんの通った)とある予備校 18点
・アガート 36点
・TAC 48点

つまり専門家でもわからない訳です
困りましたね。 

推測される記述問題の採点基準

例えば記述式問題は次のような問い方をしてきます。
「誰に対して」「どのような要件の下で」「どのような権利を行使できるか」
または、
「この法律行為が有効となるのはどのような場合か」「そのような行為は何と呼ばれるか」
とか、
「どのような根拠に基づき」「どのような期間に」「どのような請求ができるか」
というような感じです。

これら以外にもいろいろありますが、2種類ないしは3種類の内容を問うてきます。

したがって、それらのキーワードになる言葉を書き記しておけば、部分点はもらえるものと考えられます。

例えば3つのことが問われている場合、それぞれ、6点、7点、7点とか、そういうことです。
場合によっては、2点、9点、9点かもしれませんし、1つの事柄に2つ以上のキーワードがある場合は、さらに細かく分かれることになるでしょう。
そういう時には満点はとりにくいですが、部分点はとりやすくなります。

また、
「誰に対して」「どのような要件の下で」「どのような権利を行使できるか」
という問題の場合に、「誰に対して」を間違い、他の二つは正解だった場合は、13点くらいが見込まれます。

しかし、もしかすると「誰に対して」の部分が最も大きく配点されている場合は10点以下かもしれません。

正解率の高い箇所の配点は低く、再会率の低い箇所の配点は高くなっているのかもしれません。
そこが解らないんですよね。
だからこそ、あまり深く考えてはいけないところかもしれません。

さらに、40文字前後からあまりに遠いと減点されます。

さらに考えておかなければならないことは、漢字です。
漢字を間違うと減点されます。

私が思う記述式問題の最も重要な対策が漢字対策です。 

実際の記述問題の採点

一般的な話だと、実感できないと思いますので、2018年行政書士試験における、私の解答とその点数を公開し、配点の謎に迫ってみたいと思います。
下の通りです。
書きなぐりで読みにくいと思いますが、ご了承ください。

※試験問題の著作権のため黒塗りしています。お見苦しいかと思いますが、ご了承ください。

問題43の答案

問題44(記述問題1問目)

「いかなる被告」に対し、つまり「誰」に対し、「どのような訴訟」を提起すべきか、ということですので、
「○○に対し、○○の訴え(または訴訟)を提起すべき(である)。」
と答えればよいことになります。

○○に埋めるだけです。単なる穴埋め問題です。何か簡単に思えてきました。

しかし、注意しないといけないのは、二つ目の○○には二つの内容があるということです。

自己採点では、満点20点でもいいかなと思いましたが、「併合」でなく「併せて」という表現を使ったので同じ意味ですが、もしかしたら3点程減点かも、いやそれはないか。

問題45、46の答案

問題45(記述問題2問目)

「誰」に対し、「どのような」催告をし、「どのような」結果を得るか、という完全な穴埋め問題です。

キーワードは間違ってないと思ったのですが、最後のほうの表現が気になったので、-4点の16点かなと思いました。しかし、最悪の場合を考え、辛口で11点と考えました。

問題46(記述問題3問目)

「どのような」理由で、「どのような」法的主張をすべきか、ということで、これもほぼ穴埋めです。

ここではキーワードが一つ間違っていたので、-7点の13点としました。しかし、最悪の場合を考え、辛口採点の場合は9点としました。

結局、記述問題3問合計60点中、最も甘くて49点、辛くて37点、という採点となりました。
実際には、44点ということでそのちょうど中間あたりでした。


当たらずとも遠からず、ということで採点も想定の範囲内だったような気がします。

採点について兎角話題になることのある記述問題ですが、穴埋め問題に正しい漢字でキーワードを当てはめていく、と考えると、それほどおかしなことにはならないんじゃないかと思います。
あなたはどのように感じましたか。

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