もう試験本番も間近というこの時期、いかがお過ごしでしょうか。
いや、まだまだ勉強始めたばかりだ、何言ってんだというあなたも、もうすぐ本番という態でお付き合いください。
試験開始前が一番不安
試験日が近づくにつれて、合格できないかもしれないと不安が増してくるかもしれません。
不安というのは、この先どうなるかわからないという状態です。
もともと未来のことは誰にもわかりませんから、不安が全くない、という状態はあり得ません。
何も不安はないよ、という人は自分が不安に思っていることを無視しているか、嘘をついているか、気が付いていないだけかもしれません。
つまり不安になるのは当たり前のことで、全く問題ありません。
未来のことが分からない度合い大きくなればなるほど、不安の度合いも大きくなるでしょう。
行政書士試験で言うと、あなたが今まで毎日取り組んできたことで、合格する自信が深まれば深まるほど、不安は小さくなりますね。
あなたがやって来たことが自分で不十分かもしれないと思っていれば、大きな不安を持つことになりますし、または、全く勉強が足りず、合格の見込みはないと感じていれば、不安ではなく諦め、開き直り、という感じでしょうか。
行政書士合格のために
しっかりと毎日努力を続けてきたあなたにも不安はありますよね。
不安それ自体は悪いことではありません。
しかし、その不安のせいで試験に集中できないなんてことがあっては困ります。
あまりに不安が大きすぎるときには、合格した後のなりたい自分を具体的にイメージしてください。
あなたはそのために飲みたいビールを我慢してきたのですから。
そして、以下の試験当日あなたがやるべき7つのことをほんの少しでも頭の片隅に置いていただければ、と思います。
1 薄い本を1冊持っていく
あなたは試験会場までの足は何でしょうか。
徒歩で会場に行ける人は少ないと思いますので、おそらくほとんどの人が公共の交通機関でしょう。
電車などに乗っている間、あなたは何をしますか。
おそらく、ぎりぎりまで勉強するでしょうね。
しかし、重たいテキストや問題集を何冊も持っていく必要はありません。
薄い本1冊でいいです。
おそらく、薄い本と聞いて、あなたはどれを持っていくべきかピンと来ているはずです。
それです。
あなたは自分を信じてその1冊だけ持っていきましょう。
それで十分です。
あなたは昨日まで十分な努力をしてきたのですから、それを信じましょう。
2 昼ごはんは軽めによく噛んで
試験は昼1時からなので、ちょっと早めに昼食をとっておく必要がありますね。
緊張して喉をとおらないとい方もおられるかもしれませんが、何も食べないのはどうかと思います。
試験中にお腹が鳴ったりすると集中できなくなりますからね。
いつも食べなれている消化の良いものがいいでしょう。
こんな時に限って、緊張のためか、お腹が痛くなったりするんです。
そんなことになったら最悪ですから、気をつけましょうね。
3 開始前のビラは笑顔でスルー
会場の前では、にこやかなお兄さんお姉さんがあなたを迎えてくれることでしょう。
見込み客あふれる試験会場に集まる予備校などの関係者の皆さんご苦労様です。
あなたは彼らを無視するのもいいですし、配っているビラを手にとってもいいですが、ゴミになるだけなので、笑顔でスルーすればいいでしょう。
ビラには、試験に向けての講師たちの激励の言葉とか、合格後の開業講座の案内とか、ちょっとした予想問題とかが載っています。
暇つぶしにはいいかもしれませんが、あなたは試験直前、暇ではないですよね。 まあ、私は3つくらい受け取ってしまったんですけど。
4 説明員や世話人の話はよく聞く
席に着いて、所定の時間がくると、説明が始まりますが、まあ、話を聞かない人って結構いるんですよね。
そんな人は何をしに来てるんですかね。
あなたは、合格後、行政書士として開業するんですから、当たり前のことは当たり前にできますよね。
話を聞き逃したりすると、あとであわてることになるかもしれません。
落ち着いて試験を受けるためにも、当たり前のことは当たり前にきちんとしましょう。
5 自分ほど本気の受験生はいない、と考える
集合時間に遅れて来たり、上に書いたように説明員の話を聞いていなかったり、欠伸してたり、そもそも試験を受けに来ない人たちもたくさんいます。
そんな人はあなたとはなにもかも違います。
そんな人は思った以上に多いです。
あなたほど本気で行政書士合格を目指し、本気で行政書士事務所を開業しようと思っている人はいません。
そのくらいの気持ちで試験を受けましょう。
6 わからない問題をひきずらない
行政書士試験は60%の正解で合格できます。
40%は間違っていいんです。
テストを受けていると、自信のない問題のほうが気になります。
もし、10問中1問が分からなかったとしても、それが気になって気になってしょうがなくなります。
分かったことより分からなかった問題のほうが気になっちゃうんです。
もうこれはしょうがないんですけど、割り切るしかないです。
先へ先へと振り返らずに進んでいくしかありません。
余計なことを考えずに、問題に集中してください。
7 終了後のビラも笑顔でスルー
会場の出口は大変混雑していると思いますが、またしても笑顔のお兄さんとお姉さんがあなたを出迎えてくれます。
約1割の合格者には、次のステップを勧め、残りの不合格者には再挑戦を促すビラを配ってます。
あなたにはどちらも必要ないですよね。
はい、笑顔でスルーです。
まっすぐお家へ帰りましょう。
私の場合は
7つの内、私ができたのは2つだけでした。
なにせ初めての経験だったものですから。
次はないですけど、もし次があればもっとうまくできるんじゃないかと思います。
とくに「6 わからない問題をひきずらない」は全然ダメでした。
当日、夜、大手予備校の解答速報が出るのですが、自己採点する気になれず、ため息ばかりついてました。
まあ、次の日自己採点したんですけどね。
あなたは、私よりもっとうまくできます。 がんばってください!